レトルト食品の「うっかり」保存に要注意!
非常時や時短に便利なレトルト食品は、常温で長期保存が可能ですが、生協では、まれに「賞味期限前なのに腐っていた」「カビが生えていた」というお申し出があります。
レトルト食品は密封・加熱殺菌されているため、未開封で密封状態が保たれていれば腐敗の心配はほぼありません。
では、なぜこのような問題が起こるのでしょうか?
こんなお申し出品がありました
なぜ劣化する? お申し出品から見る原因
中身が傷んでしまう最大の原因は、容器の「密封状態の破壊」です。私たちが普段何気なく行っている行動で、デリケートな容器が傷ついているかもしれません。
お申し出品の事例から、密封が破れてしまう具体的な原因を見てみましょう。
梱包を開ける時の「カッター傷」に注意!
まとめ買いしたレトルト食品の段ボール箱をカッターナイフで開ける時、つい力を入れすぎていませんか?
この時、箱の中の商品フタまで傷つけてしまうと、そこから空気が入り、カビの原因になります。
実際に、フタに開いたカッターの跡が原因で、中身が真っ黒にカビていた事例があります。
「手でひねる」はNG!
二つ折りで小分けできるタイプの容器は、手でひねるように力を入れて分けようとすると要注意です。
フタがめくれてしまい、密封状態を保つことができなくなってしまうことがあります。
このすき間からカビが発生し、中身が傷んでしまいます。
「落下・衝撃」はフタが開く原因に!
レトルト食品の容器は、私たちが思う以上にデリケートです。
ストックの整理中などにぶつけたり、高いところから落としたりすると、その衝撃で簡単にフタが開き、密封状態が破れてしまうことがあります。
中身が汁物だと、フタのすき間から汁がこぼれてしまうことも実験で確認されています。
実験
レトルトパックのおでんを1mの高さから容器を縦にして落下させて、容器に穴があくかを確認します。
まとめ
レトルト食品といえども、密封状態が保たれていなければ、中身は傷んでしまいます。
購入したら、カッターなどで箱を開けたりせず、シール蓋が傷つかないように注意して開けましょう。
お申し出の事例のような、二つ折りで小分けするタイプも要注意です。
手でひねるように容器を分けるとシール蓋がはがれてすき間ができてしまうため、ハサミを使用して切り離しましょう。
また、賞味期限日を確認して、ローリングストック(日付の古い順に、食べながら買い足していくこと)も大切です。
レトルト食品も、時々状態を確認しなくてはいけませんね!
ほんとだ…落ちた衝撃でフタが少し開いちゃった…。
ほんとだ…落ちた衝撃で
フタが少し開いちゃった…。