消費者庁共催、石川県・石川県立大学後援
【2023年度】食品安全コミュニケーター育成講座(第3回)を
開講しました!
※本講座は「食の安全について科学的に正確な知識を修得し、正しい情報を発信できる人材の育成」を目的に1年間(全6回)行います。
講 義
「情報の選択と伝達の方法
-リスクコミュニケーターの心得-」
講 師
東京大学 名誉教授 食の信頼向上をめざす会 代表 唐木 英明氏
判断するには情報が必要ですが、たくさん情報があるため惑わされてしまいます。 なぜ人は偽情報に騙されるのか、騙されないためにはどうすればよいのか、そしてリスクコミュニケーションはなぜ必要なのか、リスクコミュニケーターの役割についてご講義いただきました。
感 想
対話による信頼の確保が一番大事なのではないか。それと共にリスクコミュニケーションによって社会の意見の対立を解消する事が必要。
正しい情報を知る事の難しさと大切さ、更にそれを伝える責任の重さを改めて考えさせられました。正しい情報でも、違う先入観を持つ人に伝える時は先ずその人の考えを聞いた上で、正しい情報を聞ける学習会などに誘うのも良いのではないか。その為には、信頼関係を築く必要がある。
唐木先生のお話は分かりやすくてもっと勉強したくなりました。
偽情報に惑わされないよう、道標となって正しい情報を伝えていきたいと思いました。
食品添加物等に対する消費者の不安を利用したビジネス情報が多く存在している中で、「信じていい内容なのか」「本当はどうなのか」と考え、科学的要素も含めて学ぶことの大切さを知りました。
日々いろいろな情報に接しているようで実は偏っているかもしれないということを念頭に置いて、そのまま鵜吞みにせず、自分の考えを更新させながら周囲とコミュニケーションできたらと思いました。
私は今年度初めての講座ですが、グループワークで先輩方のお話や講師の先生の話が沢山聞けて大変勉強になりました。次回も楽しみです。
「リスクコミュニケーターは信頼される存在でなければならない」を肝に銘じて行動していきたい。
かつて添加物を悪とした生協の取り組みの歴史的経緯もあり、食の安全において組合員・職員が「生協の食の安全では添加物や輸入食品は排除するべき」と話される時には、その人の思想信条を含んでいる気がして否定できないジレンマを感じてはいましたが、講義や質疑の中で、議論(ディベート)の教育の問題であると言われ腑に落ちました。
たくさんの情報があふれているが、それが真実か、信憑性が高いかの判断が難しいと感じた。
改めて、自分自身が「添加物=体に良くないもの」と先入観を持ってしまっていることがよくわかりました。
説明の例えや図が的確でとても分かりやすかったです。第1回目の講義と類似した内容もあり反復できてよかったです。
正しい情報を見分けることは難しいですが、コミュニケーターとして「一緒に学びましょう」と伝えることが大切だと実感しました。
昨年も参加された方の感想
唐木先生のご講義がとても分かりやすくよかったです。
日常的にリスクを判断する情報をどこから得るか。偽情報と判断する科学的に正しい知識を持つ機会が大切。コミュニケーターとして勉強した事を正しく伝えたい。
コミュニケーターとしてどのようにリスクについて伝えたらよいのかも学べてよかった。
情報、知識の真実を知る事の難しさの為テレビ、新聞、本、なんであれ鵜呑みにする事無く科学的、理論的に解釈する必要があると思いました。