命を守るための大事な表示
「アレルゲン表示」について知ろう!商品のパッケージには栄養成分などさまざまな情報が記載されていますが、特に「アレルゲン表示」は正確な情報提供が必須です。私たち消費者側も表示内容を理解し、自身の目で正しく商品選びができるようにしましょう。
アレルゲンとは?
アレルギーの原因となる物質です。食物アレルギーの場合、特定の食べ物を摂取すると体の免疫機能が物質を異物と認識して排除しようとすることで蕁麻疹・下痢・咳などの症状があらわれます。場合によっては命にかかわる症状を引き起こすこともあります。

アレルゲン表示対象品目
表示は主に特定原材料を含む加工食品に求められており店頭での対面販売品や外食料理には表示の義務はありません。
特定原材料(8品目)義務表示
重篤度が高い、または症例数が多いもの。




特定原材料に「くるみ」が追加
「くるみ」に由来する食物アレルギーの発症例が増えていることを踏まえ2023年3月に食品表示基準が改正されました。

特定原材料に準ずるもの(20品目)
推奨表示
過去に一定の頻度で健康被害が見られたもの。
- アーモンド
- あわび
- いか
- いくら
- オレンジ
- カシューナッツ
- やまいも
- 牛肉
- ごま
- さけ
- さば
- 大豆
- マカダミアナッツ
- ゼラチン
- バナナ
- 鶏肉
- 豚肉
- もも
- りんご
- キウイフルーツ

アレルゲン表示の方法
「個別表示」と「一括表示」があり、原則個別表示が基本になりますが表示面積などの都合で難しい場合は例外として一括表示が可能となります。
個別表示の場合
一括表示の場合



アレルゲンは調査や検証で新たな情報が得られれば都度見直しが行われています。詳しくは下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
