「輸入食品」って
安全?
私たちの食卓に並ぶまでの
仕組みを追跡調査!
「輸入食品」と聞くとどのように生産・製造されたかが見えにくい分、マイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。消費者の不安や食品のトラブルをなくすために海外および日本ではさまざまな体制が整えられています。
輸出国では
- 日本の基準に合わせた生産・製造・衛生管理、事前検査の実施、証明書の発行など

日本からは
- 輸出国の大使館へ食品安全の規制などの情報提供、輸出国で行う検査への技術協力




厚生労働省 検疫所
輸入者が提出した手続きに必要な書類を審査した後、食品のリスクに応じて検査を行い、日本の法律に適合しているか確認します。違反が認められた場合は廃棄・積み戻しなどの対応が取られます。

検疫所での主な
チェックポイント
農薬
- 食品の中に残っている量が基準値を超えていないか
- 使用が認められていない農薬が検出されていないか
食品添加物
- 種類や使用できる食品、加えてもよい量、表示方法など
- 原材料に使用が認められていない食品添加物が含まれていないか
微生物
- 食中毒の原因となる細菌やその他の有害微生物が基準値を超えて検出されていないか
- 病原微生物に汚染されていないか
表示
- 原材料名、アレルゲン、原産国、賞味期限など、法律に基づき義務づけられている表示が適切に記載されているか
上記の他にも、遺伝子組換え食品やカビ毒、重金属、放射性物質などに対しそれぞれ基準値やルールが細かく定められており、それらが守られているかを厳しく確認しています。

自治体(都道府県)
計画に基づき店舗から輸入食品を抜き取り、残留農薬や食品添加物などの検査や管理の指導を行います。違反が見つかった場合は回収と同時に厚生労働省へ報告し、対策の強化など連携を図ります。


追跡調査の結果
安全性は輸入食品も国内で生産・製造されたものとほぼ変わらないと思ったよ!


日本の食生活には
輸入食品が
欠かせない!?

★国内で消費されている食料のうち、どのくらいが国産であるかをカロリー(熱量)に置き換えた割合。
食料自給率が低い理由
- 食生活の変化(主食の中心だった米の消費が減りパンなどの需要が増えた)
- 生産者の高齢化・後継者不足
- 経済的な問題 など…
