開けてしまった食品って
どうなるの?
賞味期限日や消費期限日は未開封の状態でメーカーが品質やおいしさを保証している日です。
では、開封した食品はどうなってしまうのでしょう?
一度お皿に移したお惣菜のラップは捨ててしまって、消費期限日はわからなくなってしまいますよね…
1準備したもの
たまご焼き

筑前煮

たまごとじ

買ってきたお惣菜を食卓に出して、残ったらまた冷蔵庫で保管することを想定して、常温の室内に1時間置き、また冷蔵庫に戻すことを繰り返して細菌の増え方を見てみました。
2お惣菜の状態
たまご焼き
開始時(購入日)


終了時(期限日後7日)

筑前煮
開始時(購入日)


終了時(期限日後7日)

たまごとじ
開始時(購入日)


終了時(期限日後7日)

期限日を越えても、見た目にはあまり変わらないようです。
(注)毎日検査していくので、ちょっとずつ量が減っています。
3実験結果
(単位:cfu/g…1g中に何個の細菌がいるかを示す)
たまご焼き

期限日


期限日後7日

筑前煮

期限日


期限日後7日

たまごとじ

期限日


期限日後7日

4実験結果から
実験した「たまご焼き」・「筑前煮」・「たまごとじ」は、どれも購入日の翌日が消費期限日でした。
今回は、どの惣菜も期限日を過ぎるとあっという間に菌数が上がっています。使った箸をつけていたら、もっと上がってしまいます。
また火を通したら大丈夫じゃないの?と思うかもしれませんが、消費期限日は「その日を過ぎたら食べないでください」、賞味期限日は「美味しく食べられる目安」の意味です。
お惣菜のような期限日の短いものは、開封したらその日のうちに食べきることが肝心ですね。
賞味期限日のものも、消費期限日のものも、開封後は期限日にかかわらず、お早目にお召し上がりください。
【注意】
実験に使用したお惣菜はお店で無作為に購入したものです。
市販されている全ての食品が同じ条件ではないので、同じような検査結果になるわけではありません。
消費期限および賞味期限は、①微生物的(微生物の増殖)、②化学的(油の酸化等)、③おいしさの3点を検討し、メーカーが設定しています。そして消費期限は腐敗しやすい食品が安全に喫食できることを確約しています。
今回の実験結果では、たまご焼きや筑前煮のように消費期限日を過ぎても微生物的には安全であるとなっています。
しかし、原材料、製造環境、開封場所、冷蔵庫の設定温度や開け閉めの回数等が影響することは否めません。消費期限が設定されている食品は、期限日以内に食べるようにしましょう。
消費期限および賞味期限は、①微生物的(微生物の増殖)、②化学的(油の酸化等)、③おいしさの3点を検討し、メーカーが設定しています。そして消費期限は腐敗しやすい食品が安全に喫食できることを確約しています。
今回の実験結果では、たまご焼きや筑前煮のように消費期限日を過ぎても微生物的には安全であるとなっています。
しかし、原材料、製造環境、開封場所、冷蔵庫の設定温度や開け閉めの回数等が影響することは否めません。したがって、消費期限が設定されている食品は、期限日以内に食べるようにしましょう。